女性ホルモンのエストロゲンは、女性が女性であるためには大事な物質ですが、病気になるリスクが高いことも裏には隠れています。エストロゲンが優位な状態が続いても減りすぎても体に弊害が出てしまうのです。今回は、エストロゲンを活性化させるためにできることをご紹介させていただきますね♪
エストロゲンにも注意が必要
エストロゲンは美容にも妊娠にも大きな役割を果たす、女性にとってはなくてはならない女性ホルモンです。しかし、早い月経・遅い閉経・少子化などでエストロゲンにさらされる期間が長いと、婦人科系のがんになるリスクが増えます。
エストロゲンによって引き起こされる病気って?
子宮頸がん・乳がん・子宮内膜症・子宮頸がん・卵巣がんなどが代表的な病気です。皆さんも聞いたことがありますよね。また、こんな病気になる場合も!
- 更年期障害による不快症状
- ホルモンバランスが崩れることによる生理不順
- 自律神経失調症
女性ホルモンが急にガクンと落ちるといろんなリスクがあるんですね。私の友人でも20代の頃から生理不順で悩んでいたので、若くても注意が必要だということがわかりました。
特に、脳の視床下部では自律神経のコントロールをする働きがあるので、ストレスの影響を受けやすく自律神経失調症などの病気になる可能性も高くなります。このために卵巣機能が若くてもストレスなどの原因からホルモンの分泌が悪くなってしまうんですね。
生理が規則的でもホルモンバランスが悪いことも!
生理が規則的にきているからといって、ホルモンバランスが整っているかといえばそうではありません。出血量が少ない・多すぎる・出血期間が長い・短いといったことに加え、生理前の頭痛や倦怠感など体の不調がある場合は、ホルモンバランスは良いとは言えないのです。
ストレを感じ過ぎてしまうと、生理が遅れたり、1か月に2回きたりと規則的でも不順になってしまうこともあります。
エストロゲンのためにできること
エストロゲンと同じ作用の植物の種類
なかなか日々の生活の中で、エストロゲンの分泌を増やしたり、ホルモンバランスを整えるのって難しいですよね。実は、エストロゲンのように体内で働いてくれる植物の物質があるということなのでご紹介しますね♪
【レッドクローバー】
ハーブの一種で、イソフラボンが含まれています。エストロゲンの過不足を調整できるのでホルモンバランスを整えてくれるにはオススメです。ハーブティーで飲むのがマイルドで飲みやすく、リラックス効果も得られますよ♪
【マカ】
ペルーのパワーフードで、成長ホルモンを作る作用があり、ホルモンバランスも整えてくれます。粉末をスムージーやヨーグルトなどに混ぜたり、サプリで摂取するのがオススメです。
【大豆イソフラボン】
納豆・豆腐など大豆製品に多く含まれるイソフラボンですが、味噌にも含まれているんです。お味噌汁で摂取するのがオススメ♪
【黒ザクロジュース】
真っ黒で実が大きい種子です。渋味が少ないので飲みやすく、種を絞ってジュースにできるんです!
【吉野葛】
イソフラボンの一種であるダイゼイン・ダイズイン・ブェラリンが含まれています。血流を良くしてくれる成分も配合で、体を温めてくれます。葛湯にして飲むのがオススメです。
【シャタバリ】
フィト(植物)エストロゲンの作用と老化を防ぐ滋養成分の作用があります。オーガニックのサプリメントがオススメです!
【精油】
精油はエストロゲンの分泌を助けてくれる作用があります。有効的なのは、クラリセージ、ダマスクローズ、ゼラニウム、フェンネル、スターアニス、バジル、イランイラン。
フィト(植物)エストロゲンの摂り過ぎには注意!
エストロゲンと同じ作用のある植物がたくさんあると、簡単に取り入れられそうですよね♪ アロマテラピーでの有効性はしっかり立証もされています。でも、サプリメントには摂取量に上限があるので容量を守って摂取しましょう。手軽に摂取できる分、摂りすぎると体に弊害が出てしまう場合もあるのです。適度な量でリラックス出来る時間を過ごすことができるといいですね☆
まとめ
いかがでしたか?
エストロゲンは優位になりすぎても、減ってもいけないということをお分かりいただけたでしょうか。エストロゲンが引き起こす病気やエストロゲンの分泌を促すためにできることをご紹介させていただきましたが、是非毎日の中にフィト(植物)エストロゲンを取り入れて、ストレスフリーな生活を送りたいものですね。
参考文献:「老けないオーガニック」